DELTA GOODREM
1984年11月9日生。ピアノとバラードを得意とするオーストラリアの歌姫。
17歳でデビュー。「運命を変える歌声」と称されています。
人口2000万人のオーストラリアでシングル5曲連続チャート1位を達成(これは史上初)。
1stアルバムは140万枚のセールスを達成。
日本の人口に換算したら、このセールスがどの位凄いかが分かっていただけるかと思います。
本国ではすでにスーパースター、ヨーロッパでもブレイクしているのに日本では知名度は皆無と言っても良い状態でした。
もう日本でもブレイクは秒読みだと思います。
ダンスチューンなどではなく、じっくり落ち着いた曲を聴きたい方には強くお薦めしたいアーティストです。
DELTA GOODREM Official Website :
http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Special/deltagoodrem/(日本)
http://www.deltagoodrem.com/featuredInfo/home.do(オーストラリア)
Innocent Eyes(輸入盤のみ) 2003.03.31リリース。
Delta Goodremのデビューアルバムです。
オーストラリアで29週チャート1位という記録を打ち立て、140万枚を売り上げました。本当に驚異的なモンスターアルバムです。
Delta本人は「時代の流れに乗っただけ。音楽の流行の揺り戻しがたまたま来ただけよ」と言っているそうです。
ダンスミュージックなどに飽きた人達が、普遍的な音楽を求めていた時にDeltaの楽曲がピタリとハマったという事でしょう。
もちろんそれだけではこれだけのヒットは望めるはずもなく、
彼女の歌唱力と楽曲の素晴らしさが原動力である事は言うまでもありません。
それはデビュー曲のBorn To Tryからシングルが軒並みチャートインして
証明しています。以下がオーストラリアとイギリスのチャートの順位です。
Born To Try 豪1位/英4位
Lost Without You 豪1位/英4位
Innocent Eyes 豪1位/英9位
Not Me, Not I 豪1位/英18位
Predictable 豪1位
(リリース順。豪:オーストラリア、英:イギリス)
静かなピアノから始まり「挑戦する為に産まれて来た」と歌うBorn To Try、
美しいメロディラインを踊るように歌うLost Without You、
今までのシングル2曲と異なり、低音でドラマティックなInnocent Eyes、
恋してしまった自分を必死に否定する事で、自我を保とうともがくNot Me, Not I、
ピアノは必要最小限でギターやドラムを効かせた新境地、POPなPredictableと
いずれも違う毛色の曲で、全てチャート1位というのは凄い事だと思います。
これらが収録されたデビューアルバムです。それはヒットするでしょう。
タイプの違うシングルが全て1位で、そのアルバムも桁違いのヒットという事で、
宇多田ヒカルのFirst Loveと同じような印象を持ちました。
シングル以外でも佳曲は非常に多いです。
アコギのカッティングが気持ち良いThrow It Away、
彼女の歌唱力を存分に堪能できるIn My Own Time、Year Ago Today、
ピアノとストリングスの旋律が美しいLonger、
小さなホールで歌っているようなWill You Fall For Meとかなり良い曲揃いです。
ピアノとバラードが基本なので、いつ、どの世代が聴いても拒否反応は少ないと思われます。
17歳のとてつもない才能が感じられる名盤です。
Mistaken Identity(輸入盤のみ) 2004.11.22リリース。
私が初めてデルタと出会ったのは2005年6月のマレーシア旅行の
行きの飛行機内でした。
機内で聴いた曲、The Analystのピアノの旋律と一種不協和音の
ようにも感じる独特の高音の唄声が飛行機の騒音の中でも非常に
印象に残り、マレーシアのHMVで店員さんに探してもらいました。
そこで見付けたのが彼女の2ndアルバムの「Mistaken identity」です。
帰国後に、彼女が1stアルバムのリリース後に癌と診断され、
闘病生活の後に2ndをリリースしたと知りました。
デルタ本人は「1stアルバムがファンタジーなら2ndはリアリティ」と
言っているようです。
闘病生活は彼女の人生に多大な影響を与えた事でしょう。
皮肉な事ですが、歌う事や生きる事の喜びを全身で表現する歌手として
彼女は大きく成長し、その歌詞には説得力が増しました。
「一人の孤独な世界からあなたに出会えて、新しい世界が開けた」というような、
大きな暖かな愛を歌うOut Of The Blue、
私が一番好きな、Deltaとの出逢うきっかけの曲The Analystは本当に不思議な曲です。
もう少しメロディや調が違っていたら、きっとすごく不快な曲だと思います。
クセのある曲なので、ファンの中で好きな曲を聞いてもこれは上位に来ないでしょう。
次の曲はアルバムタイトルにもなっているMistaken Identityです。
直訳すれば「誤った自分らしさ」といったところでしょうか。
それ以降も元westlifeのB. McFaddenとのデュエット曲のAlmost Hereなど
バラエティに富んだ良い曲が並んでいます。
アルバムの最後の曲のYou Are My Rockは「?」と思いました。
楽曲はとても綺麗なピアノの弾き語りの曲なのですが、なぜ「あなたは私のRock」?
最もロックと縁遠い感じのDeltaなのに?…岩?
辞書で「Rock」と引いてみたら「揺るぎないもの」といった意味が出てきました。納得です。
最後のこの曲は素晴らしいラブバラードだと思います。
このアルバムを一聴してファンになり、1stも聴いてみたくなりました。
しかし、マレーシアから帰国してから1stを購入しようとCDショップを回りましたが、国内盤はなし。
輸入盤も在庫や取り扱いがなく、入手は困難な状態でした。
いつか日本デビューしてくれると信じて待っていたのですが、遂に待望の日本デビューを果たしたのでした。
Innocent Eyes(日本盤) 2006.10.11リリース。
Innocent Eyes(1st)の国内盤としてのデビューだと思って
購入しましたが、これは1stと2ndから6曲ずつ、そして
新曲2曲(FlawedとNever Fades Away)を収録した14曲です。
日本で知名度がない為、レコード会社の考えでこういう半ベスト盤で
発売したのかもしれません。
実際収録の7曲が「オーストラリアで1位!」というふれこみです。
しかし、これはちょっといただけないです。
もちろん曲は素晴らしいですし、デルタ本人に非は全くありません。
ですが、これを聴いて気に入ったリスナーは1stも2ndも収録曲の
ほぼ半分はダブリを覚悟して購入しなければいけません。
それに、2ndの国内盤を販売する時はどうするんでしょうか。
今から疑問を感じます。
ともあれ、これからの活躍を期待するとともに、体調には十分に
気を付けて欲しいと思わずにはいられないアーティストです。
※2006.11.16追記:Flawedはもちろん名曲なのですが、私的には
Never Fades Awayも非常にツボに入った名曲だと思います。
この2曲の為に買うのがアリ!とまでは言い難いですが、入門用としては
最適である事は間違いありません。
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